【緊急】自動車検査証返納証明書の紛失時に《今すぐやるべき5つの行動》再発行手数料は?
海外出張や単身赴任などで長期間にわたって軽自動車を使用しない場合、一時使用中止の手続きをすることで、自動車税や重量税、自賠責などの費用を支払わなくて済みますよね。
そして、あなたの軽自動車の一時使用中止が認められると、自動車検査証返納証明書と自動車検査証返納確認書が発行されるのですが、この2つのうち特に、自動車検査証返納証明書は、もう一度その車を車検を通して乗ろうと思った時に非常に重要な書類となっています。
そこで今回は、もし万が一、何かの手違いがあって自動車検査書返納証明書を紛失してしまったときすぐにやるべき行動と、再発行手続きの方法、そしてその手続きにかかる費用についてお伝えしていきますね。
自動車検査証返納証明書は使用を再開するのに必要
自動車検査証返納証明書とは、軽自動車を一時使用中止にしたときに発行される書類の1つで、登録されていた軽を一時的に使用できないようにしたということを証明する大切な書類となっています。
繰り返しますが、なぜこの書類が大切なのかというと、一時的に使用を中止していた軽自動車を再度使用する時に必ず必要になるからなんです。
再度軽を使用しようと思ったときには必ず、新規検査を受けてからでないと使用を再開することができず、その際に提出する書類として自動車検査証返納証明書が必要となっているんですね。
そして返納証明書を紛失してしまうと、新規検査を受けることができないので、あなたの軽にも乗ることができなくなってしまいます。
自動車検査証返納証明書は原則として再発行不可能!対処法は?
自動車検査証返納証明書は残念ながら、原則として再発行が不可能な書類となっています。
返納証明書の再発行ができないと、もう一度あなたの軽に乗ることができないと思われるかもしれませんが安心してください。
万が一、返納証明書を紛失してしまった場合は別の手続きによって再度あなたの軽を使用することができますので、落ち着いて対処していきましょう。
自動車検査証返納証明書の紛失時に今すぐやるべき5つの行動!
返納証明書は再発行してもらうことができないため、別の方法で車を新規登録する必要があり、すべての手続きが完了してあなたが車に乗ることができるまでおよそ2週間ほどの時間が必要になります。
そして、紛失時の手続きを最短で進めるために今すぐやるべき行動をまとめてみました。
- 管轄の軽自動車検査協会に行く
- 「自動車検査証返納証明書の遺失等に係る新規検査願出書」をもらう
- 必要書類を準備しつつ車を指定自動車整備工場で検査・整備
- 書類が準備できたら軽自動車検査協会にて書類審査を受ける
- 新規登録を行う
手続きのステップとしてはまずはじめに、管轄の軽自動車検査協会に行って「自動車検査証返納証明書の遺失等に係る新規検査願出書」という返納証明書を紛失した事実を認めてもらう書類を作成して、書類審査を受けます。
この審査を受けている間に軽自動車を指定自動車整備工場に持っていき、検査と整備を行ってもらっておきます。
これをする理由は、指定自動車整備工場での検査と整備が完了すると保安基準適合証というものが発行されるので、これがあれば新規登録をする際に検査を受けなくても登録することができるからです。
※登録日に車検で不合格になることもあるので事前に検査と整備を済ませておきましょう
そして無事に書類審査が通った後に、今度はその車を新規登録するという流れとなっており、書類審査自体に1週間程度の時間がかかるため、平日しか受付できないという点と書類作成の手間を考慮すると手続きには2週間程度時間が必要と思っておいてくださいね。
書類審査に必要な書類一覧とその書き方
先ほどお伝えしたように返納証明書を紛失してしまった場合は、書類審査と新規登録の2回の手続きが必要になってきます。
では、それぞれに必要な書類をまとめてみました。
書類審査に必要な書類
書類審査には、以下の書類が必要になります。
書類名 | 入手先・備考 |
---|---|
自動車検査証返納証明書の遺失等に係る新規検査願出書 | 軽自動車検査協会 |
自動車検査証返納証明書紛失顛末・誓約書 | 軽自動車検査協会 ※場合によっては不要 |
登録者の印鑑証明 | 役所など |
車台番号の拓本 | 車からご自身で取れます |
譲渡証明書もしくは売買契約書 | 新規検査願出書の申請者が 返納時の所有者と異なる場合に必要 |
「自動車検査証返納証明書紛失顛末(てんまつ)・誓約書」とは万が一、返納証明書が見つかった場合に、軽自動車検査協会にその書類を提出しますという約束をする書類となっています。
※書式によっては「自動車検査証返納証明書の遺失等に係る新規検査願出書」と一緒になっているものもあります
そして意外と忘れがちなのが印鑑証明となっていて、これらは役所ではこうしてもらう必要があるので注意してくださいね。
新規検査願出書に記載する項目
「自動車検査証返納証明書の遺失等に係る新規検査願出書」に記載する項目は以下の通りとなっていて、この資料の作成が一番てこずるかと思いますが、以下の表を基に一つずつ項目を埋めていってくださいね。
記載項目 | 情報元・備考 |
---|---|
返納時の車両番号 | 自動車検査証返納確認書に記載 ※ナンバープレートのこと |
車台番号 | 自動車検査証返納確認書に記載 |
自動車検査証返納時の所有者の氏名または名称及び住所 | 車検証を返納した時の所有者の氏名と住所 |
新所有者の氏名または名称及び住所 | 新所有者の氏名と住所 |
自動車検査証返納証明書の交付があってから 遺失(紛失)・盗難に至るまでの経緯 |
紛失の経緯を記入 |
遺失・盗難届を提出した警察署名、 届出年月日、受理番号 |
受理番号は紛失届を提出した 警察署の会計課に問い合わせが必要 (紛失届はインターネットから手続きできます) |
ちなみに、捺印をする際には必ず印鑑登録されている印鑑を使用することを忘れないでくださいね。
新規登録に必要な書類一覧
無事に書類審査が通ったらあとは通常の新規登録と同じ書類が必要になりますが、書類の種類が多いので、1つ1つ確認しながら準備してくださいね。
書類の漏れや、記入ミス(漏れ)などがあった場合などは再提出しなければならないので、少しでも疑問に思うことがあったら軽自動車検査協会に電話で確認するようにしましょう。
書類名 | 入手先 | 備考 |
---|---|---|
申請審査書 (手数料納入補助シート) |
軽自動車検査協会 | ※こちらからダウンロードして使用可能です |
自動車重量税納付書 | 軽自動車検査協会 | ※こちらからダウンロードして使用可能です |
新規検査申請書(軽第1号様式) | 軽自動車検査協会 | ― |
軽自動車検査票 | 軽自動車検査協会 | ― |
軽自動車税申告書 | 軽自動車検査協会 | ― |
自動車取得税申告書 | 軽自動車検査協会 | ― |
保安基準適合証 | 指定自動車整備事業者 ご自身で手配 |
指定自動車整備事業者で車の点検と 整備後を行った後に発行される書類 |
点検整備記録簿 | ご自身で手配 | 車に積載されているもの 無い場合は知人の車に積んであるものをコピー |
自動車検査証返納証明書 | ご自身で手配 | 使用中止手続きをした時に発行される書類 |
自動車検査証返納確認書 | ご自身で手配 | 使用中止手続きをした時に発行される書類 |
使用者であることを証する書面 | 役所など ご自身で手配 |
住民票もしくは印鑑証明書(コピー可) ※書類審査時の印鑑証明をコピーしておく |
使用者の住所を証する書面 | ご自身で手配 | 使用者が変更になった場合に必要 ※こちらからダウンロードして使用可能です |
自動車損害賠償責任保険証明書 もしくは 自動車損害賠償責任共済証明書 |
損害保険会社など ご自身で手配 |
自賠責保険(じばいせきほけん)と呼ばれるもので、加入の際に発行される証明書 ※軽を購入した販売店や損害保険会社にて加入 |
※リコール対象で未修理の場合などは必要に応じて、その他資料を提出する必要があります
新規検査・新規登録をして軽を乗れる状態にするためにかかる費用は?
ここまでは返納証明書を紛失した際の対処法とその手続きについて解説してきましたが、新規登録をして再度あなたの軽に乗ることができるまでにかかる費用とその項目についてまとめてみました。
早速ですが、以下の表のとおりとなっています。
費用項目 | 費用 |
---|---|
車の検査・整備 | 50,000円~ ※整備内容によって金額が変わります |
検査費用 ※保安基準適合証がある場合 |
1,100円 |
自賠責保険(25ヶ月) | 25,880円 |
自動車重量税(24ヶ月) | 6,600円 |
印紙代 | 2,000円程度 |
印鑑証明書 | 300円 |
合計金額 | 85,880円 |
この金額が最低限の費用ですので、予想していた以上にかかりますね。
使用していなかった年月や保存されていた状態にもよりますが、月日を重ねるごとに細部は劣化していますので、検査・整備の段階でかなりの費用になってしまうこともあります。
もちろん、あなたが軽に乗り続けるという選択肢もありますが、この軽にちょっとそこまでお金をかけられないなといった場合や、乗るのは週末の買い物だけだしカーシェアでもいいかなという場合、乗り換えや売却という選択肢もありますね。
乗り換えや売却という選択肢も検討してみる
今はカーシェアやレンタカーも手ごろな金額で利用できるので、街中で見かける機会が増えましたし、また、あえて必要以上にものを所有しないという生活が、”かっこいい”という意見の方も多くいらっしゃいますね。
確かに、通勤通学などで毎日車を使用するという方にとっては必要な交通手段なのですが、週末の買い物に乗っていく程度で、月に5回ぐらいしか乗らないという方に関してはカーシェアやレンタカー、タクシーなどを利用したほうが節約にもなりますね。
これを機に軽を手放してもいいかなと思ったそんな時、私がおすすめしているのが、無料の一括査定になります。
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それでも万が一、あなたが査定額に納得できないというのであればもちろん、売却しないというのもありですし、あなたの車の相場価格を知ることで、このまま乗り続けるのがいいのか、カーシェアやレンタカーのほうが節約できるのかという判断基準になるので非常におすすめとなっています。
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